間もなく冬がやって参ります。
この季節になると気になるのが、肌の乾燥。。。
今年こそは、「カサカサする」「つっぱる」前に、肌構造から知り、
うるおいに満ちた毎日を過ごしませんか?
肌は、皮下組織、真皮、表皮の3層から成り立っています。
皮下組織は、肌構造の中で最も内側にあり、肌へ栄養を送り込みます。
真皮は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などお肌の土台となる構成成分です。
表皮は、3層の中で最も外側にあります。
外部の刺激や、内側の水分が逃げないようにお肌を守ってくれる働きがあります。
表皮は肌の内側から基底層→有棘層→顆粒層→角質層の順に並んで構成されています。
そして一番外側は皮脂膜で覆われて肌は成り立っています。
基底層で角質細胞ができ、14日間をかけて角質層へ、さらに14日間をかけてはがれ落ちます。
これがお肌のターンオーバーと言われているしくみです。
しかし食生活の乱れや睡眠不足、ストレスなどこのターンオーバーは乱れやすく、
ターンオーバーが乱れてしまうと古い肌がはがれ落ちずにそのまま残ってしまったり、
成長しきれていない角質細胞が表皮まで行き、外からの刺激に耐えられない弱いお肌ができてしまったりするのです。。。
卵やレバーに含まれるビタミンAは、古い角質層を除去し、新しい角質層生成を促すため、ストレスや睡眠不足でターンオーバーが乱れる生活には欠かせない栄養素です。
これからの季節、これが大切!
【お肌のうるおいを保つ3つのポイント】
• 皮脂膜を適度に洗い流す
• NMFを減らさない
• 外構造を強化する
•皮脂膜を適度に洗い流す
皮膚を油膜で覆い、刺激からお肌を守ります。
また油膜があることで、お肌内部の水分が蒸発するのを防ぎます。
主にコレステロールやリン脂質などから作られます。
肌を守るためには大切な存在ですが、油であるため、紫外線などにより酸化してしまうことで
細胞膜を傷つけ、硬い肌=肌老化の原因にもなってしまいます。
だからこそ洗顔で古い皮脂膜を洗い流すことが大切なのです。
しかし洗いすぎたり、食事などから摂取する脂質が少なすぎても、皮脂膜が薄くお肌のバリア力が弱くなってしまうので要注意です。
•NMFを減らさない
天然保湿因子とも呼ばれ、角質層の角質細胞の中に存在し、アミノ酸が成分の約半分を占めます。
角質細胞の中で水分を抱え込みます。
NMFはとてもデリケートで、睡眠不足やストレスなどで減ってしまいます。。。
ゴシゴシ洗いすぎてしまうのもNG!
外から保湿を頑張っているのになかなか肌のうるおいが保てないという方は、NMFが少ないのかも…。
生活習慣の見直しや、タンパク質(アミノ酸)の豊富なお食事の見直しもオススメです!
•外構造を強化する
細胞間脂質と呼ばれる角質細胞と角質細胞の隙間を埋める脂質。
最近は化粧水などでもよく耳にするセラミドが細胞間脂質一種です。
角質層の約半分は、セラミドが占めているといっても過言ではありません。
冬場に粉を吹いてしまうお肌の方は、セラミドが少ないかも…。
生コンニャク芋には、セラミドが多く含まれます。
まずはお肌の外構造を強化し、加齢に負けないエイジレスなお肌を作りましょう!