まだまだ暑い日が続いてますが、これから秋・冬を迎えるにあたって、重要なのがやはり「免疫力」!!
免疫力を高めて、ウィルスに負けない体作りが大切です!
免疫の働きについて、以前にもコラムにてお話させていただきました。
2020年1月 栄養士コラム
今回は、免疫の仲間たちについてご紹介いたします♪
まず私たちのカラダにウィルスが入ってきたとき、二つの部隊に分かれて敵(ウィルス)と戦います。
第一部隊【自然免疫】
敵がきた際に第一に働く部隊【自然免疫】
スピード重視で、どんな敵にも攻撃を仕掛けられます!
主要メンバー:マクロファージ・好中球・NK細胞など
●マクロファージ
常に体内をパトロールし、体内に侵入した異物を見つけては飲み込みます。
また飲み込んだ異物の情報を、第二部隊【獲得免疫】のヘルパーT細胞に知らせます。
●好中球
白血球の役50%は好中球と言われています。
異物を見つけては飲み込み、退治していきます。
●NK細胞(ナチュラルキラー細胞)
攻撃の要として、敵を見つけ次第攻撃をしていきます。
誰からの指令も受けずに働くため、いち早く敵を退治していきます。
第二部隊【獲得免疫】
第一部隊【自然免疫】が太刀打ちできなかったとき、出番がやってきます。
働き出しまでに時間はかかるものの、高い攻撃力を持ちます!
主要メンバー:ヘルパーT細胞・キラーT細胞・B細胞・サプレッサーT細胞など
●ヘルパーT細胞
マクロファージから体内に侵入した異物の情報を受け、【獲得免疫】仲間のキラーT細胞やB細胞に攻撃の指令を出します。
●キラーT細胞
ヘルパーT細胞から届いた指令をもとに、侵入した敵に攻撃をします。
高い殺傷能力で敵を攻撃して退治してきます。
●B細胞
一度戦った敵に対して抗体を作り、次に同じ敵が侵入してきたときに的確に攻撃を仕掛けれれるようにします。
ワクチンは、この働きを利用したものです。
●サプレッサーT細胞
戦いの終わりを告げます。
サプレッサーT細胞が働かないと、鼻水がとまらないなどアレルギー症状につながるのです。
≪栄養で出来る免疫ケア≫
ビタミンC…ウィルスに直接働きかけ、ウィルスの力を弱めます。
マクロファージを増やし、NK細胞の活性にも働きます。
ビタミンD…リーキーガット症候群の方におすすめです。
リーキーガットといって「腸漏れ」とも訳せるように、腸管壁の粘膜に穴が開いたり、傷がつくことで、食べ物を適切に消化吸収できず、未消化の食べ物が入ってくることで身体が食べ物を異物と捉え、攻撃してしまうことでアレルギー反応がでてしまいます。また本来であれば侵入を防げるカビや細菌、毒素なども侵入しやすくなり、様々な感染を引き起こします。
ビタミンDは、腸粘膜の結合を改善することで、体内への不要なものの体内への侵入を防ぎます。
また免疫システムを適切にする働きがあり、NK細胞の活性にも働きます。
ビタミンE…免疫細胞は、ストレスや睡眠不足など活性酸素に弱いと言われています。
ビタミンEの強力な抗酸化で免疫細胞を活性酸素から守ります。
亜鉛…B細胞の生存や維持などに働きます。
またNK細胞の活性にも働きます。